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特集 多摩のうごきを知る

国分寺駅北口再開発と多摩地域のマンション開発の動向

2018年1月25日

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 2018年3月末、国分寺駅北口の再開発によって「シティタワー国分寺 ザ・ツイン」が完成します。 1965年の計画から半世紀以上が経過した今、国分寺の駅前が大きな変貌を遂げようとしています。 今回の「多摩のうごきを知る」では、国分寺駅北口再開発に焦点を当てるとともに、多摩地域のマンション開発の動向について特集します。


国分寺駅北口の変貌


大学通りから見上げる「シティタワー国分寺 ザ・ツイン」

 国分寺駅北口の再開発事業は、市のランドマークを形作る重要な事業として位置づけられ、1990年に都市計画決定されました。 しかし、その後の市況の低迷や地価の下落など、社会経済状況の変化を受けて、事業への着手が遅れてきたという経緯があります。 その後、業務・商業機能主体の当初計画から、商業施設の上層階に住居を導入した計画へと見直しが図られ、2010年に現在の計画が完成しました。 なお、この再開発事業区域については、タウンネーミングとして「cocobunji(ココブンジ)」という名称がつけられています。


 計画では、西街区と東街区にそれぞれ36階と35階建の2つの超高層再開発ビルを建設するとともに、広場街区に交通広場や地下駐輪場を整備する予定となっています。 2つの再開発ビルは2018年4月に開業、広場街区は2020年3月末に完成する予定です。 さらに、今後は駅北口から北方向へ伸びる都市計画道路国3・4・12号線の整備事業も控えており、再開発事業をきっかけとしてまちの魅力を高めていくことが期待されています。


地区整備計画区域(国分寺市「国分寺駅北口周辺エリアのまちづくりについて」より)

 駅直結型の西街区ビルでは、地下1階~地上4階が商業フロアとなっており、中でも1~4階には、 30~40代の女性をメインターゲットとした三越伊勢丹グループのショッピングセンターが核テナントとして入居します。 本ショッピングセンターの主な商圏範囲としては、国分寺市、小平市、小金井市、府中市などにまたがる南北5km、東西2kmの半径を設定しています。 また、5階は公益フロア、6階以上はマンションフロアとなっています。公益フロアでは、市民活動の発表会や各種イベントなどが開催できる最大260席のホールのほか、 「こくベジ 」などの地元食材を活かした市民や来街者が気軽に利用できるスペースを配置し、市民の交流を促すとともに市の魅力を発信していく計画です。 また、ホールの愛称にはネーミングライツを導入し、現在契約に向けた手続きが進められています。


 東街区のビルは、地下1階~地上3階が商業フロア、4階が駐輪場、5階以上がマンションフロアとなっており、 駅東側の商店街との連続性を持たせることでまちの回遊性を高めています。



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