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高尾山観光の現在と未来

高尾登山電鉄株式会社

代表取締役社長 船江栄次ふなええいじ氏 常務取締役 堀内徹ほりうちとおる

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船江栄次氏

―― 貴社の概要について教えてください。

 当社は1921年に創立され、今年で100年を迎えました。主たる事業は、鉄道(ケーブルカー)・索道(2人乗り観光リフト)による旅客運輸事業で、他に土産物・菓子販売、食堂、さる園・野草園などの付帯事業があります。ケーブルカーは1927年に、リフトは1964年、前回の東京オリンピックの開会式の日に開業しました。

 ケーブルカー・リフトで山を登った中腹にある複合施設「高尾山スミカ」は2018年にリニューアルオープンしました。以前の「香住(かすみ)」という店名と、高尾山を象徴する天狗や幾千の生き物の住処、というイメージから「高尾山スミカ」と命名しました。名物である「天狗焼」は店内で製造販売しており、中身の黒豆あんが特徴です。2007年の販売開始以来、現在では一番の人気商品となっています。蕎麦処では国産そば粉を100%使用した打ち立て・茹で立ての各種蕎麦を、2階のカフェレストラン「スミカテーブル」では、料理研究家の先生に特別にお願いしたオリジナルレシピで手間を惜しまずに作った特製カレーや、八王子市内のスペシャルティコーヒー専門店監修のオリジナルコーヒー“高尾山ブレンド”などをご用意しています。蕎麦処では外国人観光客のニーズにも対応するため、ヴィーガンメニューを取り揃えているのも特徴で、昆布と椎茸で出汁を引いたつゆは塩分控えめですので、健康志向の方にもおすすめです。また、展望レストランの夏期恒例「高尾山ビアマウント」や、BBQ、フードコートなどもご好評をいただいております。

 さる園・野草園では開園50年を迎え、その記念事業として、かつて高尾山に自生し、現在は絶滅危惧種に指定されている植物「ムラサキ」の復活を目指すプロジェクトを立ち上げました。国定公園である高尾山の豊かな自然を守るため、50年続いている「ごみ持ち帰り運動」や、登山道と川の清掃を地元商店会や町会と一体となって行っているほか、日本山岳会高尾の森づくりの会の一員として植林活動を行うなど、環境保全にも積極的に取り組んでいます。


―― 新型コロナウイルスの影響について教えてください。

 2019年度と2020年度のケーブルカー・リフトの乗降客数を比較すると、およそ40%減少しました。付帯事業の食堂についても、ほぼ同様の割合で売上が減少しており、厳しい決算内容となりました。現在も、以前と比べるとお客様はまだまだ戻っていません。

 感染対策は当然のことながら万全を期して行っています。ケーブルカーは定員を減らして運行しているほか、車両には新たに換気用のファンを設置しました。座席のシートや手すりなどは車掌や駅員による消毒を徹底しています。リフトの方もご利用は一台置きとし、こちらも利用の都度機器の消毒を行っています。観光地ということもあり、お客様に安心してご利用していただくために、かなり細やかに対応しています。


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