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多摩けいざい

お客さま景気動向インタビュー

株式会社 キャロットシステムズ

2019年1月25日

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 1993年に創業し、25周年を迎えた同社。創業時から手掛ける計測機器や医療機器のシステム開発のほか、防犯カメラの販売事業、ロボット導 入支援事業と幅広い分野で企画、設計から製造、アフターメンテナンスまで一貫したサービスを提供している。「技術における創造と革新」を 社是とし、相模原という立地を活かしながら、地元企業と密接に連携を図っている。


――当社について

 当社は、エンジニアだった私(西澤社長)ともう一名で立ち上げた。システム開発を事業の主軸としていたが、13年ほど前からは防犯カメラシステムの開発および販売にも参入した。家庭用の防犯カメラは、台湾の企業とタイアップして開発し、製造を委託している。 業務用は、顧客ニーズのヒアリングから、製品の提案、設置、アフターメンテナンスまで一貫したサービスを提供するため、販売先を関東一円に絞り、 顔が見える関係を維持して、細かなニーズに対応している。
 当社は相模原で創業し、これまで3回の本社移転をしているが、「相模原」で事業を行うことにこだわってきた。 それは、30分以内に加工や製造などを委託できる企業が数多くあるからだ。当社では、最終組み立てなどを除いて、製造工程は全て協力会社に依頼している。 そのため、当社が相模原に立地することのメリットは大きい。 
 また、ロボット特区であるという特性も相模原の魅力である。縁あって、相模原市青年工業経営研究会や近未来技術研究会、 ロボットビジネス協議会などの繋がりで多くの地元企業と出会うことができた。最近では、この繋がりを活かしながら、 町工場支援のためのロボット導入支援事業にも力を入れている。 


代表取締役 西澤 勇司氏

――製造業の動向について

 2018年の夏頃までは、半導体関連企業に勢いがあったと感じている。その影響もあり、協力会社の納期も延びがちである。いかに先を読んで発注するかが難しい。
 また、部品の入手が難しくなっているとも感じている。当社が扱う製品はライフサイクルが長く、長期に亘って製造されるものが多い。 そのため、部品を安定的に入手する必要がある。しかし近年では、ロット数の多いものに製造を集中させ、小ロットの部品製造から撤退する部品メーカーも出てきている。 当社では、設計時に部品選びを慎重に行ったり、2年先の分まで事前に注文したりするなどの工夫をして対応している。  


当社開発の防犯カメラ
 

――人材確保について

 人材確保については、難しい状況である。昨年は、学校との関係構築に力を入れた。その甲斐もあって、新卒採用については、来春には高専卒の学生が2名入社する予定である。 中途採用については、若手の技術者の確保が難しい。理想としては、新卒採用者の育成をしながら、中途採用者に即戦力として活躍してもらいたい。


――今後の事業展開

 今後は、創業時から行っているシステム開発のうち、医療機器分野へ注力していきたい。医療機器は国内だけでなく海外からの需要も大きいと見ている。
 また、現在はまだ事例が少ないものの、ロボット導入支援にも積極的に取り組んでいきたい。当社のロボットは、人間の仕事を完全に代替するものではなく、 人間と「協働」するロボットである。顧客のものづくりノウハウを細かくヒアリングし、当社の持つロボット技術で、人手不足に困る町工場を支援していきたい。

(インタビュー日時: 2018年12月20日)


会社概要

株式会社 キャロットシステムズ

代表取締役: 西澤 勇司

本社所在地: 相模原市中央区相模原4-7-10-1階

業種: 電子応用装置設計・製造


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