多摩けいざい

特集 国文研の魅力に迫る!

2018年7月25日

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展示のご紹介とアクセス


 現在、国文研では通常展示「書物で見る 日本古典文学史」※2を行っています。教科書でなじみのある作品を中心に、明治初期までの古典籍によって、文学史の流れがわかるようになっています。

 定期的に展示替えを行っている特設コーナーでは、現在「淀藩・稲葉家のアーカイブズ」※3と題し、春日局(かすがのつぼね)の書状や徳川慶喜(よしのぶ)の願書などを収める京都の旧大名家稲葉家伝来の文書を展示しています。AR(拡張現実)技術を利用した体験コーナーや貴重な資料を拡大できるデジタル展示など、古典籍に親しみを持てる工夫もされており、月に1回程、国文研の教員が展示の見どころを紹介するギャラリートークも行っています。

 他にも、国際的な共同研究ネットワークの構築に向け、「日本語の歴史的典籍国際研究集会」※4というイベントも予定されています。さらに、この秋には特別展示「祈りと救いの中世」※5も開催されます。

 国文研には図書館も備わっており、展示室とあわせて、一般の方も入館可能です。また今後は、国文研と多摩信用金庫の連携協定に基づいた様々なイベント開催も予定しています。詳細は決定次第、国文研及び当金庫ホームページ等でご案内します。

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館
〒190-0014 東京都立川市緑町10-3
TEL:050-5533-2900 FAX:042-526-8604


※詳細は、国文学研究資料館のホームページ等でご確認ください。


※2 会期:2018年6月11日~9月15日
※3 会期:2018年7月12日~9月15日
※4 開催日:2018年7月27日、28日
※5 会期:2018年10月15日~12月15日。寺院に現存する貴重な古典籍を中心に、中世における信仰の実態と文学との関わりについて紹介します。『富士の人穴草子』も出展されるので、お見逃しなく。

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